成人の日です
東京は曇天ですがそれ程寒くはなくまぁまぁの祝日でした。
思い出すのは娘の成人式です。短大を卒業して働いていましたのでそれなりの収入はあったんですね。成人というのは大人になった訳ですから、自分で服装を用意して・・・という私の考えがあったんです。振袖を作っても、その日の為に1度しか着ない!という方が多いみたいなんです。・・・かと言ってレンタルを利用してまで着物を着る必要もあるのかな~ というのも私の本音でした。娘は少し寂しそうでしたが、自分のお金で「仕立ての良いコート・ニットのワンピース・ベージュの靴」を買いそろえて、大振袖を着た友人と成人式会場にいきました。私もちょっと寂しかったですよー
私は四人姉妹の末っ子でした。四人の娘のいる家は毎年の晴れ着を作る為、秋になると染物屋さんが白生地の反物と柄見本を持ってやってくるのです。現在みたいに化繊などは有りませんでしたから全て正絹です。裏地も長襦袢も全てです!四人の娘がいるとこんな事にもお金が掛かるんですねー その頃の親としては、娘が結婚して家を出る時箪笥がカラッポという訳にはいかなかったようです。生活に困ったら着物を質屋に入れてお金が工面できるようにと・・・だったんでしょうねー まぁそういう事もなく無事生きていましたよー
今まで和服を8割方処分しましたが、まだ少し残っています。写真の振袖も処分できずに箪笥の肥しとなっています。これまで処分したのは殆ど値が付きませんでした。1枚よくて500円!殆ど引き取ってもらうだけで有難いという感じです。
最近はレンタルの晴れ着が多いみたいです。大人に必要なきちんとしたスーツや靴を用意するのも・・・と思いますが、これらは必要のない時代となったようです。
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